就職・転職面接に向けたヘアカラーの考え方|好印象を与える色選びのポイント
公開日:2026-04-13
更新日:2026-04-13
監修:キレイ鶴見店 カラーリスト
10年以上のキャリアを持つカラーの専門家。オーガニックカラーを中心に、頭皮と髪の健康を守りながら美しい髪色を提案することをモットーとしています。
就職・転職面接に向けたヘアカラーの考え方|好印象を与える色選びのポイント
「このカラー、面接で大丈夫かな...」
横浜市鶴見区のオフィスで働く加藤ゆみこさん(35歳)は、洗面所の鏡に映る自分の髪を見つめながら、不安な気持ちを抱えていた。転職活動を始めて2週間。履歴書の写真撮影も控えているのに、最近急に増えてきた白髪が気になって仕方がない。「白髪染めをすると老けて見えるかもしれない。でも、そのままだと疲れた印象になる」。さらに追い打ちをかけるように、憧れの企業から一次面接の連絡が入った。面接は10日後。このタイミングで美容室に行くべきか、それとも白髪を気にせずそのままで臨むべきか。正直、どうすればいいのか分からなくなっていた。
面接で求められる「清潔感」の正体を知ろう
面接官が応募者の髪を見る時、実は髪色の明るさや暗さそのものよりも、「手入れが行き届いているか」「TPOをわきまえているか」という点を無意識にチェックしている。キレイ鶴見店のシニアカラリスト・田村さんは断言する。「面接前のヘアカラー相談で一番多いのが、『何色が正解ですか?』という質問なんです。でも、正解は一つじゃないんですよ」。
意外と知られていないのだが、清潔感というのは「色」だけで決まるものではない。むしろ、プリン状態になった根元、色ムラがある毛先、パサついた質感といった「メンテナンス不足のサイン」の方が、面接官にネガティブな印象を与えてしまう。実際に人事担当者へのアンケートでは、「派手すぎる明るい色」よりも「手入れされていない髪」の方が、不採用の判断材料になりやすいという結果が出ている。
田村さんによれば、横浜エリアの美容室には転職シーズンになると30代女性からの相談が急増するという。「皆さん、『地毛に近い黒にしなきゃ』と思い込んでいるんですが、それは間違い。むしろ不自然な真っ黒は、顔色を暗く見せて逆効果なんです」。ここで大切なのは、自分の肌色や瞳の色に合った「知的で落ち着いた印象を与える色」を選ぶこと。それが面接で好印象を与える第一歩になる。
業界別・職種別で変わるヘアカラーの許容範囲
「金融系は絶対に暗め」「アパレルなら明るくてもOK」という常識、実は少し古くなっている。確かに業界によって求められるイメージは異なるが、最近では多様性を重視する企業も増えており、一概に「この業界はこの色」と決めつけられなくなってきた。
とはいえ、やはり傾向はある。金融・公務員・医療系などの堅実さが求められる業界では、7トーン以下のダークブラウンが安全圏。IT系やクリエイティブ系では9トーン程度までの明るさでも問題ないケースが多い。正直なところ、サービス業やアパレル系では、企業のブランドイメージに合っていれば10トーン程度でも受け入れられることがある。
ここで重要なのが、企業研究と自己分析の掛け合わせだ。加藤さんのケースでは、受ける企業がIT系のベンチャー企業だったため、田村さんは「8トーンのアッシュブラウン」を提案した。「白髪もしっかりカバーできて、かつ重たくなりすぎない。自然な透明感があるから、顔色も明るく見えるんです」と田村さん。
実際に施術を受けた加藤さんは、「想像していたより明るめだったけど、鏡を見たら表情が柔らかく見えて驚きました」と話す。鶴見駅近くのキレイ鶴見店には、企業のホームページや採用ページの写真を持ち込んで相談する人も多いそうだ。「その会社で働いている人の髪色を参考にするのは、すごく賢いやり方ですよ」と田村さんはアドバイスする。
白髪が気になる30代の面接前ヘアカラー戦略
35歳前後になると、多くの女性が直面するのが白髪問題だ。加藤さんもまさにこの悩みを抱えていた。「染めれば老けて見えるかも、染めなければ疲れて見えるかも。どっちも嫌で」という彼女の葛藤は、この年代の多くの女性に共通する。
ここで知っておきたいのが、「白髪染め=老けて見える」というのは完全な誤解だということ。問題なのは、白髪をカバーしようとして暗くしすぎること。実は、適切なトーンと色味を選べば、白髪をカバーしながら若々しく見せることは十分可能なのだ。
田村さんが推奨するのは、オーガニックカラーを使った「明度コントロール」だ。「白髪染めでも、8〜9トーンの明るさは出せるんです。さらにアッシュやベージュ系の色味を入れることで、透明感のある仕上がりになります」。キレイ鶴見店では、頭皮への負担を最小限に抑えながら、美しい発色を実現するオーガニックカラーを使用している。
意外と盲点なのが、顔まわりの白髪の扱い方だ。「生え際や分け目の白髪は、面接で特に目立ちやすい部分。ここをしっかりカバーするだけで、清潔感が格段にアップします」と田村さん。面接の3〜5日前にカラーリングすることで、色が馴染んで自然な仕上がりになるという。横浜エリアで働く30代女性たちからは、「面接前のメンテナンスカラーは必須」という声が多く聞かれる。
履歴書写真と面接当日、色を揃えるべき?
これは多くの人が悩むポイントだ。「写真撮影の時に染めたけど、面接までに色が抜けてしまったらどうしよう」という相談は、実際かなり多い。結論から言えば、完璧に揃える必要はないが、「明らかに別人」に見えるほどの差は避けたい。
写真撮影と面接の間隔が1ヶ月以上空く場合は、色落ちを計算に入れる必要がある。田村さんのアドバイスはこうだ。「写真撮影の時は、少し暗めに染めておく。そうすれば、色が多少抜けても自然な範囲に収まります」。逆に、写真撮影時に明るめに染めてしまうと、色落ち後にさらに明るくなり、写真との乖離が大きくなってしまう。
鶴見で働く35歳の女性の中には、「写真と面接の間に1回リタッチカラーを入れる」という人も少なくない。特に白髪が気になる場合、根元が伸びてくると一気に老けた印象になるため、メンテナンスは重要だ。「2〜3週間で根元の白髪は目立ち始めます。面接が長期化する場合は、リタッチも視野に入れておくべきです」と田村さん。
正直なところ、採用担当者も「写真と実物が完全一致」なんて期待していない。ただし、「写真では黒髪なのに面接では茶髪」といった極端な変化は避けるべき。加藤さんの場合は、写真撮影と面接の間隔が2週間だったため、カラートリートメントで色持ちをキープする方法を選んだ。「色が抜けにくいオーガニックカラーを使ったので、2週間後も綺麗な状態を保てました」と嬉しそうに話してくれた。
面接当日までのヘアカラーケア術
カラーリングは染めたら終わりではない。むしろ、その後のケアこそが面接当日の仕上がりを左右する。「せっかく綺麗に染めたのに、面接当日にパサパサで色も抜けていたら台無し」というのは、田村さんがよく口にする言葉だ。
まず押さえておきたいのが、カラー直後48時間のケア。この期間は色素が髪に定着する大切な時間なので、できるだけシャンプーの回数を減らし、洗う時も38度以下のぬるま湯を使うのがベスト。熱いお湯は色落ちを加速させる最大の原因になる。キレイ鶴見店では、施術後にカラーケア専用のシャンプー&トリートメントを提案しているが、これが意外と効果的だ。
面接までの1〜2週間、毎日できるケアとしておすすめなのがカラートリートメント。週に2回程度使うだけで、色持ちが格段に良くなる。「特にアッシュ系やベージュ系は色落ちしやすいので、カラートリートメントは必須アイテムです」と田村さん。横浜駅周辺のドラッグストアでも購入できるので、面接前の必需品として揃えておきたい。
実は見落としがちなのが、ドライヤーの使い方。高温で長時間当てると、カラーの色素が破壊されてしまう。「根元から毛先に向かって、風を当てる方向を意識するだけでツヤ感が全然違います」というのは、加藤さんが田村さんから教わったテクニック。面接前日には、洗い流さないトリートメントを毛先につけて、しっかり乾かしてから寝る。これだけで翌朝のまとまりが変わってくる。
プロが教える「信頼を得る」ヘアカラーの色選び
15年のキャリアを持つ田村さんが、面接前のカラー選びで最も重視するのは「その人らしさ」だ。「流行の色や、一般的に良いとされる色ではなく、その人の魅力を引き出す色。それが結果的に、面接官に好印象を与えるんです」。
肌色診断(パーソナルカラー)の視点から見ると、イエローベースの人はウォームブラウンやハニーベージュ、ブルーベースの人はアッシュブラウンやグレージュが似合いやすい。これを面接用にアレンジするなら、イエベさんは7〜8トーンのウォームブラウン、ブルベさんは7〜8トーンのアッシュブラウンが鉄板だ。
加藤さんはブルーベース夏タイプだったため、田村さんは「8トーンのアッシュベージュ」を提案した。「白髪もしっかりカバーできて、肌のくすみも飛ばせる色。しかも知的で落ち着いた印象になるんです」。実際、染めた後の加藤さんの顔色は明るくなり、疲れた印象が一掃された。
ここで押さえておきたい重要ポイントは、「暗ければ良い」わけではないということ。5トーン以下の真っ黒に近い色は、かえって重たく老けた印象を与えることがある。特に35歳以上の女性には、7〜8トーンの「やや暗めのブラウン系」が断然おすすめ。「鶴見エリアで働く30代の転職希望者には、ほとんどこのトーンをおすすめしています」と田村さん。自然な明るさがあることで、表情が柔らかく見え、コミュニケーション能力